寝ているカノジョ




そんなこんなで

適当にみんなについて行き、

午前中は何となく終わっていった。



同じ班の女子たちが事前に調べていた

フードコートで食事をしていた時、

岡野のスマホが鳴り出した。



「大橋?昼飯中に何だよ~」

そう言って岡野は電話に出る。


「もしもし?あ?瀬野?ちょっと待って」

岡野はスマホを耳から離して俺の方を向いた。

「瀬野、大橋から着信あった?かけ直せだって」



基本、俺はスマホをあまり触らないし、チェックもしない。

だから、悠希から電話があったことは知らないけど…


俺は鞄の中を手探ってスマホを取り出す。


「あー、きてるわ」

――――――――

着信 5件

大橋 悠希

――――――――― 


何の用だよ…

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