寝ているカノジョ




「わっ!」


「仁奈!」



二階へ降りる階段で、仁奈がつまづいた。





とっさに俺は仁奈の腕をを後ろから掴んで、ぐいっと引っ張る。



その反動で仁奈は俺の胸の中に飛び込んで来た。





その時、感じた。

今回は、はっきりと。




俺は、仁奈が好きだ。






何も考えずに俺は仁奈を抱きしめていた。







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