魔神戦記 the MOVIE!
今の俺がコイツに対抗するには、新たな技を閃くしか無いのか…
しかし今ここでコイツに新技を使っても、すぐに学習されてしまっては無駄に終わってしまう。
恐らく一瞬で、そのアップデートを済ませてしまうだろう。
一撃で倒さなければならない。
「ウノサス。
私がコイツを引き留めるから、貴方達はドームに向かって」
「!?」
(ラシス…
戦うというのか!)
俺の心を見透かしたように、ラシスはニッコリと微笑んだ。
「心配しないで。
コイツは貴方達の能力を取り入れているけど、まだ私のデータは学習していないはずよ。
私の力に対応するためのタイムラグがあるなら、私でも足止めぐらいは出来るはずよ。
その間にドームに向かって」