魔神戦記 the MOVIE!
部屋の中は想像していたのと随分違っていた。
研究所というより、引きこもりパソコンオタクの部屋のようだ。
僅かに汁の残ったカップラーメンの容器、スナック菓子のアルミ袋、読み掛けのマンガ本などが大量に散らかっている。
「………。
汗水垂らして夜中までラインで働いている人達が見たら、ストライキを起こしそうだな」
無人の室内は、当然明かりは消されている。
デスク上のパソコンのモニターだけが煌々と光を放っている…!?
何故、誰も居ないのにパソコンの電源が?
しかし俺の予想が当たっていれば、その理由も納得が行く。
「この端末が、奴との接点ならばな…」
俺がモニターに目をやると、画面上に勝手に文章が打たれ始めた…!