ニャン山村の大冒険
屋上へ向かうニャン山村が目にしたものは
無数の不良達の亡きがらだった。


「おい!おい大丈夫か!?
……返事がない、屍のようだ。
いったい何が……
まぁ、行きゃわかるか」


ニャン山村はあまり深く考えない性格のようだ。


ガチャ
屋上の扉を開けると、そこには一人の男が立っていた。

「よぉお前が転校生か?
ずいぶんふざけた面だな」

「あ?俺に用があるってのはお前か?」

これが後に永遠のライバルと呼ばれる(予定)の二人の出会いだった…

「俺は嘉神ってんだ。
お前のふざけた面が気にくわねぇから、殴る!!」


なんとも理不尽な理由にニャン山村の怒りが爆発した。


「てめぇ!ふざけたこと言ってんじゃ£〇¥$*@§」
怒りすぎて呂律が回っていない。
「来いコラァ!!」
その声に触発されるように、ニャン山村は嘉神の顔面に一撃を入れた。
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