ニャン山村の大冒険
「思ったよりもやるじゃねーか」
と、おもむろに服を脱ぎはじめる嘉神…

「!!」

ニャン山村は驚愕した、ここまで鍛え上げられた肉体を見たのは、父を除いて嘉神が初めてだったからだ。特に背筋がすさまじく
背中が鬼の顔のようにさえ見えた
「今なら、屋上から土下座しながら飛び降りれば、許してやらんこともないぞ」

不敵な笑みをうかべながら言った
「やる前から勝った気でいるんじゃねーよ!!」

怯むことなく嘉神に向かっていくニャン山村

「ニャンジャッシュストラッシュ!!」

しかし、嘉神はいとも簡単にニャン山村の拳を受け止め、蹴りを繰り出してきた、強烈な蹴りがニャン山村のテンプルにヒットする

「うぬの力はその程度か…」

「うぅ…」

その時!

「二ャーーーーン!!」

恋人、リン山村のニャン山村を呼ぶ声がした

「はぁぁぁぁっ!」


立ち上がるニャン山村!

「ばっ馬鹿な…」

嘉神の表示が凍り付く

「おのれぇぇ…!」

さっきと同じように蹴りを繰り出す嘉神、しかし、もはや冷静さは失われ、ニャン山村に軽くかわされる

「嘉神よ、天に帰るときがきたのだ…」
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