Miracle
「姉さん来ないかと思った!」

「九条君が借り返してくれるまでは、ちゃんと来るよ。」

「へへ、何かこえーな。」

「資料は?」

「これ。」

一通り資料に目を通して、会議を始めた。

文化祭って皆やる気まんまんだから、案外簡単なのかも。

と思ったのも束の間、文化祭の案を決めると言うとなかなか納得してくれない。

「お化け屋敷のクラスもっと増やしてよー。」

「費用もっと増やして〜!」

とか色々言われて話が進まない。
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