Miracle
バン!!

一瞬皆んなが黙った隙にあたしはイラつきマックスで言った。

「あのさあ…金はあたしらが勝手に決めてんじゃねえんだよ。そんなに増やして欲しいなら直接生徒会に言いに行け。そんな度胸ねえなら、そんな事でグダグダ言ってんじゃねえ!文化祭盛り上がりたいんでしょ?だったら早く決めて早く作業に移りたいよねえ?」

「そりゃそうだけど、費用がまとまんねーと何もできねーんだよ!」

「「そうだそうだ!」」

カッチーーン。

「ならまとめる努力の一つでもして見ろ!お前んとこのクラスは食品売るんだろ?なら、売り上げで賄える程度の費用を借りろ!」

あたしの剣幕にうろたえたのか言ってきた男子が黙った。

黙ってんじゃねえよ。

「分かった?返事。」

「「「はい。」」」

「今日の午後の時間、文化祭の事決める時間だからその時間に決めること。んで、明日のこの時間に案の審査するから。決まらなかった余った物になると思え。以上、解散。」

ちょっとスッキリしたわ。

「姉さん流石!言葉めっちゃ悪いけど!」

「あたしは早く帰りたいの。だから放課後に会議しないように、決めちゃいたいんだよ。九条君もヘラヘラしてないで、ちゃんと話ししてよ!」

「はい。」
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