Miracle
それぞれ自分の席に戻って、授業が終わった。

「俺は気持ち変わんねーからな。」

そう言ってあたしを見た。

「別にいいんじゃない?」

「うん。」

今は彼氏とかいらないし。

「百合!!」

呼ばれて振り向くと、亜依だった。

「亜依じゃん。どーしたの?」

亜依は1年の時に同じクラスで奈々と同じでめちゃくちゃ気が合う奴。

「彼氏と別れたんだよ。そんでさ、クソビッチとか言われてイラついて、携帯投げたら壊れた!」

そう言って携帯の残骸?を見せてきた。

「いや、お前、何やってやの…。」

「いやー、イラつくと人間何するか分かんないよね、てへ。」

携帯投げてスッキリしたのか…。
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