Miracle
次の時間は道徳?的な感じの授業だった。

プリントにズラリと並んだ文字。

「みんなで順番に音読な〜。」

そう言って始まった皆んなでの音読…。

みんなの声が小さいお陰で睡魔が…。

そんな内に寝ちゃった。

「高橋さん!そろそろ来るよ!」

起こしてくれたのは荒木。

「…どこ…。」

読む場所を教えてもらって順番が来て読んだ。

「高橋、起きてたのか…。」

「え…うん、まあね…。」

寝起きのカスカス声で言ってたら説得力ないな…。

そこから又、最初の人に戻って続きが始まった。

計算すると、次は来ない。

もっかい寝る…。

次に起こされるのは授業が終わってからだった。
< 144 / 156 >

この作品をシェア

pagetop