Miracle

「やっぱ同じのだよ！」

さっきまで散々悩みまくってたじゃん…。

「じゃ、ご飯行こ〜！」

そう言ってあたし達はご飯食べに行った。

「で？」

「「は？」」

「百合は九条君狙いじゃないの分かった。けど、あの、杉崎優太狙いなの？」

亜依がいきなり聞いてきた。

「は…。そんなんじゃないし。あたしも杉崎優太もただの暇潰し。」

「ふーん？にしては向こうは本気みたいじゃない？」

「だったね！どうなの？百合は？」

「だから無いって。絶対。向こうは仕事、あたしは学校。」

「じゃなんで前の人と別れたの？」

「あ、それあたしもきになる！」

「あいつに約束すっぽかされたりしたの。積もり積もったもんが大爆発的な。だから振ったの。」

「「ほえ〜！」」