Miracle
家の前にまだあいついたらやだし。

時間潰そうかな…。

「じゃあ行くね!でも近くまで送る!」

「え、いいよ!行きな?」

「ううん、大丈夫!子供いたら1人じゃ不安でしょ!」

「はは、ありがとね。」

笑い合いながら瑞樹と歩いた。

「ありがとね。ここで大丈夫だから。」

「うん。じゃあ、またね!」

「…ね!」

「ん?」

「何かあったでしょ?話しならいつでも話し聞くからさ連絡して来てよ!」

瑞樹は昔からあたしの事分かってくれてる人だった。

けどここまで見透かされてるとはね。

「ありがとう。連絡するね!」

そう言ってバイバイして、あたしは来た道を戻った。

この時、真っ直ぐ家に帰ってたら何もなかったんだよね。
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