Miracle
「家まで送るよ。どこら辺?」

あたしは自分の家の近くの場所を告げた。

そしたら静かに車は走り出した。

何か眠いし。

「そろそろ着くよ。」

その言葉で起きた。

寝てたよね、あたし。

「え、あ…。」

寝顔見られた?

あたしの家の近くで車が停まった。

その人はドアを開けてくれて又手を差し出してくれた。

とりあえずその手を取ってあたしは降りた。

「あの、ありがとうございました!こんなガキに時間費やしちゃって本当にすいませんでした。」

ちょっと頭下げてみた。

「ははは!何、いいよ!言ったでしょ?楽しかったって!でも謝るなら連絡先教えて?」

…。

ご飯奢ってもらった…。

美味しかった…。

借り返さないとか…。

「はい…。」

そう言って連絡先を交換した。

でも、会わないかもしんないよね…。
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