Miracle
「あ!」

「…てめえ…。」

やっと見つけた。

屋上で1人でご飯食べてんじゃねえよ!

「えへへ…。」

「何してくれてんの?あたしやらないって言ったよね?話し聞いてた?」

「聞いてなかった!」

そういって笑顔を向けてきた。

呆れた…。

「ねえ、そんなにあたしが気に入らないならもっと他のやり方にしてよ!それともあたしに嫌われたいの?」

「俺、姉さんの事気に入ってるよ?めちゃくちゃ。」

「…わけわかんねえ。じゃあ何で屋上で1人でご飯食べてんの?」

「それはね…。」

「あたしから逃げてたんでしょ…。」

「まあ…ね…。」
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