Miracle
「はい、ストップー!」

そう言ってあたしの前に立った。

「「…。」」

九条君も奈々も驚いてる…。

そりゃそうだよね、あたしも驚いた。

「…はい?」

「話があるんだよね。」

「何ですか…。」

ニコニコしながらあたしを見てる杉崎優太。

ニコニコしなくていいから早く言ってよね…。

「自転車降りてもらっていい?」

「はい?あたし帰りたいんですけど…。」

そう言ったら担がれた…。

笑顔で…。
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