Miracle
しばらく高速道路を走って着いたのは都内だった。

それから又しばらく走って、目的地に着いたらしい。

杉崎優太は運転手さんにドアを開けて貰った後にあたしの方のドアを開けて手を出した。

また…。

その手を取ってとりあえず車を降りた。

目の前には超が付くほどの有名で高級なブランド店だった。

この人ってここで服買うのかよ…。

本物のセレブだ…。

付いていけない…。

店に入るなり店員さんと親しく会話をして店員さんがあたしを試着室に促した。
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