キミが好き。【短編】




「……お前…に言われたくねぇよ!」




グイッ


強引に引き寄せられ…


強引にキミは、あたしの唇を奪った。





「………んっ。」


キミの右手があたしの髪の毛をくしゃくしゃにし、左手はあたしが逃げないように


腰にまわす。








甘い甘い…とろけるようなキス……







あたしは、酔いそうな勢いになりながらキミに合わせる。







「…んっんんっ」


うまく息が吸えないあたしは、必死にキミの胸を叩く。




そして、ようやくあたしの唇は解放された。


「…っ。ぷはぁっ!」


「可愛い…。俺のモンだ。」


そう言って優しくあたしを包み込む。




「大好きだよ?」


「俺も。」




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