you....

「まぁーた口説いとるー‼︎」

びっくりするくらい大きい声で現れた美玲

「美玲もう少し静かにしなさい。お前のせいで俺らまで阿保な人らやと思われる」

と後ろから涼
当たり前のように同じテーブルに座る2人
この2人は保育園からの幼なじみらしい
そんでお家もお隣さんで羨ましいくらい仲良し
涼の美玲をみる瞳はいつも優しくてあたたかい

「やばい、しぃーからめっちゃ熱い視線感じる」

はい、ぶちこんだな涼
ぱっと見クールっぽくてイケメンの分類に入るのにほんとはこんなちょけたキャラ
ぞくに言う喋らんだらかっこいいのにみたいな?
まあこのキャラは私らにしかみせたことないけど

「自意識過剰なんちゃう」

私の隣に座った美玲が冷たく言いはなった言葉にタクが吹き出す
涼、かわいそうに
美玲と涼がじゃれあい始めてそれにタクが参戦する
それをただ見つめる私これがいつもの流れ
この3人を見とると退屈せん
なんていうか心がほかほかする
あったかい気持ちになる。

「やっと笑った」

いつのまにかじゃれあいから抜けたタクがこっちを見てボソッとつぶやく。
でた、いつものにこにこ笑顔

「今日も退屈せんな」

いまだにじゃれあう美玲と涼をみながら私はつぶやく
その前でぽんぽんと私の頭を撫でるタク
ああ、あったかいな、心地いいな。
なんかいいなこうゆうの。

「あっ、そーいえばさーしぃあのクズと別れたってほんとなん⁇」

やっと落ち着いて隣でメニューを開いたと思ったら
いきなりとんでもない事言いだす美玲
急すぎて目を点にする私と飲みかけた水を吹き出す涼
相変わらずにこにこ笑うタク
たぶん言いたいことはみんな同じやと思うけど

「もっとオブラートに言えやんのか」

さすが美玲へのつっこみは早いっすね涼

「オブラートもなにもないやろ。ほんまにクズなんやで。それでもあれかうん○か?いやまだうん○のが可愛げあるわ」

「うん○てお前なータク今うん○みたいなパフェ食べとんのにやめとけよ!てかお前はいつの間にパフェなんてたのんだんや!」

「いや、それ店に失礼やから頼むで2人とももっと静かにして」

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