you....

美玲は見た目のふわふわした可愛らしい雰囲気とはま逆ですごい毒舌。
動物に例えるならウサギ?可愛くてふわふわしとるけど鋭い牙を持っとる的な⁇
だからと言って美玲の言っとることは間違ってないから誰も反論はせん。
今回だってそう。美玲の言うとおり。
私は1年半付き合った人とさっき別れたこの場所で
理由はなんてそんなのいつも一緒。

「どこまで知っとんの2人とも」

私の問いに ぇ、自分ら? とこっちを見る美玲と涼
さんざん言われた残りのパフェを食べだすタク
よー食べるわほんま

「とりあえずしぃーをいいように使うだけ使ってポイしたってことくらいかな」

「なんやじゃ全部知っとるやん」

そう、それがすべて
別にあいつに何かを望んどったわけじゃない
期待しとったわけでもない
何があったってわけでもない
ただ、またかって思っただけ。

「タクはどこまで知っとんの?」

ちょうど完食したパフェの前で手を合わすタク
涼その質問はしても無駄やよ
だってタクは

「んー⁇すべて」

ほらな。あの顔でにこって笑うから
やっぱりこいつにはかなわんよ。

「まじお前なにもんなん」

ほんと涼に同感っすわこれだけは
タクだけはどんだけ一緒に居っても謎ばっか
タクが醸し出すオーラや雰囲気はなんか不思議ででもすごい心地よくって安心するけどタクはたまにものすごく何とも言えやん顔をする。
切なそうで辛そうでどことなく何かを諦めたみたいなみきってしまっとるような顔を。

タクあんたはその身体に何を隠しとるの
何を抱え込んできたん
いつも人の事ばっかお見通しって顔でみとるけど私はあんたの事何も知らん。
もっと教えてよ。知りたいよ。タクにそんな顔をさせる理由を。
でも知ったらきっとすごい
抱きしめたくなるんやろうな。

「ーーーぃ、ーい、おおーーいしぃ‼︎」

美玲に呼ばれて我に返る
やばちょう自分の世界はいっとった

「ごめん聞いてなかったどした⁇」

「だからーもう6時やし帰る?って言ったの」

大丈夫?って顔で美玲が聞いてくる
ぇ、ああもうそんな時間なんか
どおりで来た時よりも人が多いと思ったら
私ここに2時間半もおったんか
時間たつのってあっと言う間やな
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