うずうず。散る青い春
当たり前の出会い
もう、記憶も定かではないけれど…
今も胸を締め付ける出会いがあった…
まぎれもない小説の様なハツコイ…
あの時私はまだ14歳だったけど、三十路を迎えた今の私の胸の奥をくすぐる確かな初恋の春だった…。
あれは、青春映画にありきたりにある新学期の席替えのヒトコマで彼は私の左ななめ後ろの席になったんだった。
正直あの時はなんの関心もない、ただのクラスメイトの一人の人だった。
まさか、あの春の出会いがこんなにも長く心に留まるようになるなんて夢にも思わなかった…。
ましてや未だに思い出しては涙が出る様な恋になるなんて…
私の中学二年生のクラスは男子の率が多くて5~6人から形成される一つの班は女子が2人で男子が3~4人だった。
私ともう一人の女の子はブラジルとのハーフのユカちゃん。
私の班の男子はとにかくエリート集団で期末や中間試験の点数を見せ合う中でいつも80点以上だらけで。
内心恥ずかしいと思いながらも私も素直に点数を見せてたっけ…でも中学男子とも思えない大人な男子達は一回も見下した事もなく、いつも紳士な対応をしてくれてた。
そのなかでも、一番私といつも点数を争っていた彼。その彼はわたしの心に今も残る青いふるえる存在になった。
初めて意識したのはいつだったっけ…?
私の中ではいつからクラスメイトから好きな人へ変わったかの認識すらも曖昧で、ただ1日1日毎日の中の何気ない瞬間の積み重ねから気付けば始まっていた初恋だった。
赤面症の彼は、全然オンナノコに慣れていなくって私はそれをとても新鮮な気持ちで見ていていつもいつも無駄に話しかけたんだ。
「テストどうだった?」
「休み時間何してたの?」
って。
隣にあっちゃんっていう仲良しのオトコノコがいたのにも構わず休み時間には
「ちょっと教科書貸して!」
って言っては分かりにくい落書きをして返したり。
その行動はバカみたいだけど、
小学生男子が好きなオンナノコを困らせて喜ぶっていう、あれだった。
確かに興味を持って彼を特別に意識していたんだ。
今も胸を締め付ける出会いがあった…
まぎれもない小説の様なハツコイ…
あの時私はまだ14歳だったけど、三十路を迎えた今の私の胸の奥をくすぐる確かな初恋の春だった…。
あれは、青春映画にありきたりにある新学期の席替えのヒトコマで彼は私の左ななめ後ろの席になったんだった。
正直あの時はなんの関心もない、ただのクラスメイトの一人の人だった。
まさか、あの春の出会いがこんなにも長く心に留まるようになるなんて夢にも思わなかった…。
ましてや未だに思い出しては涙が出る様な恋になるなんて…
私の中学二年生のクラスは男子の率が多くて5~6人から形成される一つの班は女子が2人で男子が3~4人だった。
私ともう一人の女の子はブラジルとのハーフのユカちゃん。
私の班の男子はとにかくエリート集団で期末や中間試験の点数を見せ合う中でいつも80点以上だらけで。
内心恥ずかしいと思いながらも私も素直に点数を見せてたっけ…でも中学男子とも思えない大人な男子達は一回も見下した事もなく、いつも紳士な対応をしてくれてた。
そのなかでも、一番私といつも点数を争っていた彼。その彼はわたしの心に今も残る青いふるえる存在になった。
初めて意識したのはいつだったっけ…?
私の中ではいつからクラスメイトから好きな人へ変わったかの認識すらも曖昧で、ただ1日1日毎日の中の何気ない瞬間の積み重ねから気付けば始まっていた初恋だった。
赤面症の彼は、全然オンナノコに慣れていなくって私はそれをとても新鮮な気持ちで見ていていつもいつも無駄に話しかけたんだ。
「テストどうだった?」
「休み時間何してたの?」
って。
隣にあっちゃんっていう仲良しのオトコノコがいたのにも構わず休み時間には
「ちょっと教科書貸して!」
って言っては分かりにくい落書きをして返したり。
その行動はバカみたいだけど、
小学生男子が好きなオンナノコを困らせて喜ぶっていう、あれだった。
確かに興味を持って彼を特別に意識していたんだ。