私は、エレベーターで恋に落ちる
「あなたって訴えられないために、
わざわざこんな小細工して、
弁護士に頼もうなんて、つまらない事考えてたのね」
「考えたのは、俺じゃないぞ。
それに、君の話は事実と違う。
訴えられたくないために、キスしたんじゃない。
キスは、したかったからしたまでだ。
小細工するためじゃない」
「違いなんてないでしょ?」
「自分の気持ちの為なら大きな違いだ。
俺は、そんなつまらない小細工するほど小さな男じゃない」
分からせようとして、彼が腕をつかんでくる。
彼の腕を振りほどこうとして、体をねじる。
「どっちでもいいわ。
こんなキス、犬に嚙まれたと思うから。
それより、さっさと用事を済ませましょう」
「悪かった。この写真を弁護士が見て、使えるって連絡してきただけだ。
俺がそうしたかったわけじゃないし、この写真を使うつもりもない」
「私、こんなくだらないことで、人を訴えたりしませんから、ご安心ください。
作業、早く済ませましょう。
付き合うのは、これで最後?
朝、昼、晩と三回とればいいでしょう?
そうすれば、二度とあなたの顔なんか見なくてすむでしょう?」
思った以上に傷ついていた。
キスしたかっただけの人が、角度まで気にして写真なんか撮るかって言いたい!
「そういうつもりじゃなかった。君のこと傷つけてたら、ごめん」
こんなにがっかりさせられたのは、初めてだった。
立ち直れないくらいに。
戸田さんの事なんか吹っ飛んでなくなってしまうくらい、傷ついてる。
わざわざこんな小細工して、
弁護士に頼もうなんて、つまらない事考えてたのね」
「考えたのは、俺じゃないぞ。
それに、君の話は事実と違う。
訴えられたくないために、キスしたんじゃない。
キスは、したかったからしたまでだ。
小細工するためじゃない」
「違いなんてないでしょ?」
「自分の気持ちの為なら大きな違いだ。
俺は、そんなつまらない小細工するほど小さな男じゃない」
分からせようとして、彼が腕をつかんでくる。
彼の腕を振りほどこうとして、体をねじる。
「どっちでもいいわ。
こんなキス、犬に嚙まれたと思うから。
それより、さっさと用事を済ませましょう」
「悪かった。この写真を弁護士が見て、使えるって連絡してきただけだ。
俺がそうしたかったわけじゃないし、この写真を使うつもりもない」
「私、こんなくだらないことで、人を訴えたりしませんから、ご安心ください。
作業、早く済ませましょう。
付き合うのは、これで最後?
朝、昼、晩と三回とればいいでしょう?
そうすれば、二度とあなたの顔なんか見なくてすむでしょう?」
思った以上に傷ついていた。
キスしたかっただけの人が、角度まで気にして写真なんか撮るかって言いたい!
「そういうつもりじゃなかった。君のこと傷つけてたら、ごめん」
こんなにがっかりさせられたのは、初めてだった。
立ち直れないくらいに。
戸田さんの事なんか吹っ飛んでなくなってしまうくらい、傷ついてる。