今日から君の許嫁!!
教室後方のドアからこっそりと鎌田くんの姿を探した。蓮と無駄話をしていたけど幸運なことにまだ鎌田くんは教室にいた。
よかった。まだ、鎌田くん残ってた。
「瑞穂ちゃん、入らないの」
入り口で躊躇している私に蓮が問いかけた。
「行くけど」
入り口でとどまっていると「藤野さん、どうしたの」と、鎌田くんが話しかけてきた。
いきなりだよ、心の準備がまだできていないのに。
「俺のことは無視かよ」と蓮が呟いたのが聞こえた。
「誰か探しているなら呼んでこようか」
「えっと、鎌田くんです」
謎に敬語になってしまった。
「俺? 」
頷く。
「朝のことで」と、小声かつ控えめに話を切り出す。
「もし、気を悪くしたのなら謝りたいと思いまして」
またしても、謎に敬語になってしまう。
「なんで、そんな改まってるの」といって鎌田くんは笑った。
人に謝るときは腰を低くしないと。
よかった。まだ、鎌田くん残ってた。
「瑞穂ちゃん、入らないの」
入り口で躊躇している私に蓮が問いかけた。
「行くけど」
入り口でとどまっていると「藤野さん、どうしたの」と、鎌田くんが話しかけてきた。
いきなりだよ、心の準備がまだできていないのに。
「俺のことは無視かよ」と蓮が呟いたのが聞こえた。
「誰か探しているなら呼んでこようか」
「えっと、鎌田くんです」
謎に敬語になってしまった。
「俺? 」
頷く。
「朝のことで」と、小声かつ控えめに話を切り出す。
「もし、気を悪くしたのなら謝りたいと思いまして」
またしても、謎に敬語になってしまう。
「なんで、そんな改まってるの」といって鎌田くんは笑った。
人に謝るときは腰を低くしないと。