今日から君の許嫁!!
「俺、数学得意だから教えてあげようか」
「横取りずるい。瑞穂ちゃんは俺に頼んできたんだから」
鎌田くんの申し出に蓮が突っかかる。
「山本くんは英語専なんでしょ」
「俺だって数学くらいできるし」
「藤野さんはどっちに勉強教わりたい? 」
私は正直、教えてくれるならどちらでもいいんだけど。なんて言ったら怒られそうだし。
「瑞穂は旭輝に教えてもらいなよ。私は英語専に教えてもらうから」
返事に困っていると花音が提案してくれた。
「英語専の俺は英語できない人を教えてあげるよ」
蓮が思いのほかすぐに引き下がったので、私は鎌田くんに数学を教えてもらうことになってしまった。
部活がなくなるテスト一週間前から鎌田くんと放課後、図書室で勉強することになった。
「そういえば、聞いてなかったけど藤野さんって好きな人いるの? 」
隣に座る鎌田くんが言った。
今、私数学の問題解いているんだけど。全然関係ないこと聞いてくるじゃん。
ただでさえ訳の分からない数学が今の一言で余計に分からなくなった。
もう少しで解法が見えそうだったのに。
「ノーコメント」と、一言返す。
「横取りずるい。瑞穂ちゃんは俺に頼んできたんだから」
鎌田くんの申し出に蓮が突っかかる。
「山本くんは英語専なんでしょ」
「俺だって数学くらいできるし」
「藤野さんはどっちに勉強教わりたい? 」
私は正直、教えてくれるならどちらでもいいんだけど。なんて言ったら怒られそうだし。
「瑞穂は旭輝に教えてもらいなよ。私は英語専に教えてもらうから」
返事に困っていると花音が提案してくれた。
「英語専の俺は英語できない人を教えてあげるよ」
蓮が思いのほかすぐに引き下がったので、私は鎌田くんに数学を教えてもらうことになってしまった。
部活がなくなるテスト一週間前から鎌田くんと放課後、図書室で勉強することになった。
「そういえば、聞いてなかったけど藤野さんって好きな人いるの? 」
隣に座る鎌田くんが言った。
今、私数学の問題解いているんだけど。全然関係ないこと聞いてくるじゃん。
ただでさえ訳の分からない数学が今の一言で余計に分からなくなった。
もう少しで解法が見えそうだったのに。
「ノーコメント」と、一言返す。