今日から君の許嫁!!
結局その日は勉強に集中できなかった。家に帰ってから挽回しないと。
家に帰ると蓮の靴があった。
花音と勉強しているはずじゃなかったのかな。
「ただいま」と呟くと「おかえり」と声がした。
玄関横のリビングから蓮が顔を出した。
「蓮、花音と勉強してたんじゃないの」
「んー、それより瑞穂ちゃんも勉強できた? 」
「英語専で数学もできる蓮さん、私に勉強教えてくださいっ」
頭を下げた。
「どうしたの? あいつの教え方下手だったとか」
そんなんじゃないけど。
「まあまあ、夜も頑張ろうと思って。私がさぼらないように見張っててくれるだけでもいいから。ね」
手を合わせてお願いする。
「俺が瑞穂ちゃんのお願い断る訳ないじゃん」
ありがとう、蓮。優しい。神さま。
自室では集中できないだろうと言うので、蓮の部屋ですることになった。
自分の部屋から椅子を持ってくる。蓮の勉強机を借りて、蓮は私の椅子に座る。
なんだか家庭教師みたいだな、と思いながら問題集を開いた。誰かに見られているだけでも緊張感がでてさぼろうという気は起きないものだな。
家に帰ると蓮の靴があった。
花音と勉強しているはずじゃなかったのかな。
「ただいま」と呟くと「おかえり」と声がした。
玄関横のリビングから蓮が顔を出した。
「蓮、花音と勉強してたんじゃないの」
「んー、それより瑞穂ちゃんも勉強できた? 」
「英語専で数学もできる蓮さん、私に勉強教えてくださいっ」
頭を下げた。
「どうしたの? あいつの教え方下手だったとか」
そんなんじゃないけど。
「まあまあ、夜も頑張ろうと思って。私がさぼらないように見張っててくれるだけでもいいから。ね」
手を合わせてお願いする。
「俺が瑞穂ちゃんのお願い断る訳ないじゃん」
ありがとう、蓮。優しい。神さま。
自室では集中できないだろうと言うので、蓮の部屋ですることになった。
自分の部屋から椅子を持ってくる。蓮の勉強机を借りて、蓮は私の椅子に座る。
なんだか家庭教師みたいだな、と思いながら問題集を開いた。誰かに見られているだけでも緊張感がでてさぼろうという気は起きないものだな。