今日から君の許嫁!!
「瑞穂ちゃんそれ本気で言ってる?
俺が、瑞穂ちゃんを好きに
ならせるってことだよ」
「そうだよ?」
何言ってるんだ?山本は。
だって、今そう言ったのに。
「そしたら、瑞穂ちゃんは
俺のことを自分から
好きになれないんだよ?」
「何言ってんの?
私が山本のこと好きになる
わけないじゃん」
だつて、山本チャラそうだし。
絶対女の子大好きだよね。
「そうとも、限らないと思うけどね」
山本は言った。
「そんなのわかんないじゃん!
そんなに言うなら
もし、私が山本のこと
好きになったら私の負けでいいよ」
なによ。
そんなこと言って。
山本の言葉になぜか
闘争心が沸いてきた。
「負けってなんだよ、それ」
私の言葉に山本は笑いを
堪えながら言った。