今日から君の許嫁!!

すると、再びカーテンが

開いた。


「藤野さん、

 目が覚めた?」


保健の先生だ。


隣には蓮が立っていた。


「はい、えーと私……」


瑞穂、記憶喪失!?と脇で

花音が騒いでいる。


「太陽に少しあぶられたみたいね」


保健の先生は優しく言った。


その一言で私はやっと

状況を理解できた。


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