対象外でも恋咲く
先に発表している紗和を心配そうに見る顔、不安そうに紗和が弘人を見たときにした優しい顔、無事発表を終えた紗和に見せる満足そうな顔……どれも紗和に向かれている顔だが、瞳は全てを見ていた。
堂々と発表する弘人はキリッとしていてかっこいい。
だけど、そんな顔よりも紗和に向けた顔を自分に向けて欲しかったと思う。
「……以上で、発表を終わります。ご聴講ありがとうございました」
最後に二人揃って頭を下げた、
そして、上げたとき、弘人は瞳を見た。瞳はずっと弘人を見ていたから、必然的に二人の視線はぶつかる。
弘人は瞳の視線に気付いていた、
それでも見ようとしなかったが、最後に思わず見てしまった。
すぐに弘人が剃らしたので、一瞬だったが、弘人の心は瞳に向いた。
だけど、向いた心をどうしたらいいのか分からなかった。
今までこんな風に感じたことがなく、戸惑った。
一方、一瞬でも弘人と視線が合ったのことを瞳は嬉しく思う。
自分の方を見てほしいという願いが通じたのかと……。
堂々と発表する弘人はキリッとしていてかっこいい。
だけど、そんな顔よりも紗和に向けた顔を自分に向けて欲しかったと思う。
「……以上で、発表を終わります。ご聴講ありがとうございました」
最後に二人揃って頭を下げた、
そして、上げたとき、弘人は瞳を見た。瞳はずっと弘人を見ていたから、必然的に二人の視線はぶつかる。
弘人は瞳の視線に気付いていた、
それでも見ようとしなかったが、最後に思わず見てしまった。
すぐに弘人が剃らしたので、一瞬だったが、弘人の心は瞳に向いた。
だけど、向いた心をどうしたらいいのか分からなかった。
今までこんな風に感じたことがなく、戸惑った。
一方、一瞬でも弘人と視線が合ったのことを瞳は嬉しく思う。
自分の方を見てほしいという願いが通じたのかと……。