君を照らす光
香「それに...和生や佑紗が悲しむ方が
よっっっっぽど辛いわ!」
そう言って笑うお母さんの笑顔は太陽よりも暖かくて...それなのに...
すごく、寂しかった。
文「…クソっ...!
すまない...!すまない...っ!」
香「いいのよっ!
その代わり、文弥はちゃんと家を守ること!
和生は家事をよろしくねっ!
…佑紗、出ておいで。」
…お母さん、気づいてたんだね...。
私は素直に部屋に入りお母さんに抱きついた。
佑「くすりってなぁに?
...どうしてみんな悲しそうな顔をするの...?
笑って!みんな笑ってよ!
こんな風にっ!」
幼い私は何故みんなが悲しそうなのかわからなかったから
みんなを笑わせようとニィィっと笑って見せた。