君を照らす光
すると、みんな少しだけ笑ってくれて私を抱きしめてくれた。
その温もりが暖かくて、一番大好きな香りがした...。
佑「…みんないなくならないよね..?
ずっと...ずっと一緒だよね...?」
私がそう問いかけるとみんな笑顔で
「「「ずっと一緒だよ」」」
と言ってくれた。
私はそれが嬉しくて、大好きな温もりに抱きしめられたまま眠りについた。
…お母さんの大好きな香りを握りしめながら...。
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―チュンチュン
鳥の鳴き声で目を覚ました私。
…あれ?
その日の朝はすごく違和感を感じた。
朝起きたらいつも聞こえるはずのお母さんの包丁の音と、美味しいお味噌汁の匂いがしないからだ。
…お母さん?
私は布団から早く出て、走って料理場に向かったすると、そこに立ってたのは...
佑「お兄ちゃん...?お母さんは...?」