君を照らす光

…なんで、こんなに自分の身を削いでまでしねぇといけねぇんだよ...。


(それは佑紗さんがあの方々を大切だと思ってるからなのでは?)


…大切...?あいつらが...?

ははっ、ないない。

お兄ちゃんを殺した仲間なんざ大切だと思うわけないじゃない。



…思いたくもないわ。



(ふふふっ、そうですか。)



…なんで笑うのよ...。



(いえ?何でもありませんわ。)



…全く。
ディーはたまぁに変なことするよね...。



―ガサッ



佑「…っ!?誰...だ!」


クッソ...タイミング悪すぎ...。


(大丈夫です。邪気は感じません。)


…それが本当ならいいんだけど...。

私は音がした方に刀を向けた。


…雑魚でも沢山いたら流石にまずい...


「お!いたいた!」


佑「…お前は...」



< 133 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop