君を照らす光

2.式神



時「…おかえり、佑紗ちゃん」


私が四国屋から戻ってきた時、時親さんは待ってましたと言わんばかりの笑顔で私のことを迎えてくれた。


佑「…た...、ただいまです。 」


…おかえりなんて言われたの何年ぶりだろ...。



そう、私はお母さんとお父さん、お兄ちゃんが殺されてから長州で暮らしていて人とも関わってなかったから『おかえり』という言葉を全く言われなかった。


そのため、私は返答に少し戸惑ってしまった。



時「ははっ、…それじゃ、早速修行を始めようか。」


佑「…はい。よろしくお願いします」



…もっと強くならなくちゃ...。

あいつらに....あいつらより強いやつにも勝てるように...。


時「まず、これが佑紗ちゃんの式神だよ。」


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