君を照らす光


…確かに、いくら細工があったとしても紙に違いないからな....。

流石に燃えるだ....


時「大丈夫。

この紙はあらゆるものを吸い込むようになってる。

…というか、式神は名前の通り"神"の力が分散されたものだから

そんな簡単に破れたり燃えたりしないよ。」


…そーなんだ。


私は術のなかでも、基本中の基本の
"言霊"を極めてたからそれ以外の知識はあんまりない。


…こりゃ時間がかかるな...。



テウス「じゃ、この炎を紙に少しだけつければいいんだよね?…エイッ!」



テウスは手から炎を出して、紙につけた。


…ほんとに燃えないんだ...。



時「式神は話すことは出来ないけど、上達するにつれ"主"の考え方が身につくんだ。」


紙は炎を吸い込んでいき、炎が消えた時には式神は白ではなく赤になっていた。


…色で分ければいいのね。

何気に便利。



時「それじゃ、基本中の基本。

式神を形にしてみようか。 」



佑「はい、ご指導よろしくお願いします。」


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