君を照らす光


「…っ、俺も武士だ!逃げるわけにはいかねぇんだよ!」


1人の男が刀を取り振りかざした。


…その心意気は素晴らしいと思う。
だが....


佑「邪魔する者は殺す」



―ザッ




私は急所を狙って殺した。
そして、残りの1人に刀を向けた。


佑「言え。」



「も、目的は....近藤勇の....ぁ、暗殺....」



....なるほど。
そーゆーことなら....



佑「死ね。」



―ザクッ



あいつは私の獲物だ。
横取りする奴らは殺す。


式神の方も終わったのか、私の横に現れた。

手には箱のようなものを持っていて私に差し出してきた。



…見ろってこと?


私は箱を受け取り、中を見た。

中には伊東甲子太郎が薩摩藩の奴らとのやりとりをしていたと思われる手紙が入っていた。


…殺すのは簡単そうね。


佑「ありがとう。" 信 "」


私がつぶやくと式神は紙に戻った。

それを元の場所にしまい、1人夜空を見上げた。



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