君を照らす光


――――――――――――――――――**


それから数分後、私は落ち着いてきて涙もおさまった。


佑「すまない、沖田...。

本当は...昔のことは...」


沖「知ってますよ。嘘ついてるくらい。



昔っから佑紗は優しいもんね。」


……時親さんと同じ事言ってる。


お兄ちゃん、お母さんにお父さん。
私はまだそっちに行けないみたい。
ごめんね...。



お兄ちゃん...私、幸せになってもいいのかな?



悪魔が幸せになるなんて...おかしな話よね。





私が心の中で呟いていたら冷たい風が私の頬に吹いた。
< 211 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop