君を照らす光
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それから数分後、私は落ち着いてきて涙もおさまった。
佑「すまない、沖田...。
本当は...昔のことは...」
沖「知ってますよ。嘘ついてるくらい。
昔っから佑紗は優しいもんね。」
……時親さんと同じ事言ってる。
お兄ちゃん、お母さんにお父さん。
私はまだそっちに行けないみたい。
ごめんね...。
お兄ちゃん...私、幸せになってもいいのかな?
悪魔が幸せになるなんて...おかしな話よね。
私が心の中で呟いていたら冷たい風が私の頬に吹いた。