heart slip


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もういなくなった!!
自分の教室がどうこう言ってたから、もう平気なはず。
担任来るまであと10分だよ!!
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そう、俺は教室にいる友達に数学の先公が行ったらメールするよう頼んでおいた。

「おい、早くこっから出るぞ……って何で寝てんだよ……」

この数秒で寝るとか大丈夫かよ。

どうする俺!?

しょうがない。おぶっていくか。

俺は仕方無く個室の鍵を開け、茜をおぶった。

茜はスタイル的にも重くはないと思ってたが、予想よりもかなり軽くてびっくりした。

ちゃんと食ってんのかコイツ。

俺はためらいながらも教室のドアを開けた。


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