次期社長の甘い求婚
「なによそれ!! だったらもっと早く言いなさいよね! そんなことなら明日着ていく洋服、一緒に選んであげたのに!」
「えっ、いいよ! 家にあるものでなんとかなるだろうし」
第一、“気合い入れてきました!”みたいに思われちゃったら嫌だし。
無難な服で行けばいいよ。
けれど亜紀はそう思ってはいないようで、身を乗り出し興奮気味に話し出した。
「バカ美月! 初デートに適当な服装で行くなんて女として終わっているわよ? せっかくなんだから恭様に“可愛い”って思われないと! よし、今日は美月の家に泊まらせてもらうから」
「えっ!?」
突然の提案にギョッとしてしまう。
「美月を完璧に仕上げて明日、恭様とのデートへ送り出してあげる」
「えぇ~、いいよそこまで。ちゃんと服は選んで行くし」
やんわり拒否するも、ギロリと亜紀に睨まれてしまう。
「いいから私に任せておきなさい! でないと適当な格好で出掛けちゃいそうだし。……それに少しくらい世話焼かせなさいよね、親友として美月の新しい恋のチャンスのアシストしたいのよ」
亜紀……。
「えっ、いいよ! 家にあるものでなんとかなるだろうし」
第一、“気合い入れてきました!”みたいに思われちゃったら嫌だし。
無難な服で行けばいいよ。
けれど亜紀はそう思ってはいないようで、身を乗り出し興奮気味に話し出した。
「バカ美月! 初デートに適当な服装で行くなんて女として終わっているわよ? せっかくなんだから恭様に“可愛い”って思われないと! よし、今日は美月の家に泊まらせてもらうから」
「えっ!?」
突然の提案にギョッとしてしまう。
「美月を完璧に仕上げて明日、恭様とのデートへ送り出してあげる」
「えぇ~、いいよそこまで。ちゃんと服は選んで行くし」
やんわり拒否するも、ギロリと亜紀に睨まれてしまう。
「いいから私に任せておきなさい! でないと適当な格好で出掛けちゃいそうだし。……それに少しくらい世話焼かせなさいよね、親友として美月の新しい恋のチャンスのアシストしたいのよ」
亜紀……。