次期社長の甘い求婚
まだ知り合ったばかりだし、神さんのことをすべて知っているわけではない。
でも、最初の頃と今は神さんに対する感情は違うと思う。
醜態を晒して泣いて。……意外な彼の一面を知って。
亜紀にしか話したことのない苦い思いも、話しちゃったりして。
自分の気持ちに戸惑ってばかりだったけれど、それって全部、神さんのことが好きだからなのかな?
好きだから話せたし、意外な一面を知って胸が締めつけられた?
鈴木主任の話を聞いて、ますます気持ちは混乱するばかりだった。
『あんたはバカ? そんなの好きだから悩んでいるに決まっているんでしょうが!! 普通、なんとも思っていない相手だったら、ウジウジ悩まないでしょ?』
その日の夜。
お風呂から上がり、のんびりしていたとき亜紀から電話がかかってきた。
二週間前のデートのことを報告してからというもの、彼女はすっかり神さんのファンになってしまったようだ。
『恭様を逃したら、あんたは一生幸せになれない』と豪語し、なにかと世話を焼いてくれている。
こうやってなかなか会えない分、二~三日に一度電話をくれて、進展はあったかと相談に乗ってくれているのだ。
でも、最初の頃と今は神さんに対する感情は違うと思う。
醜態を晒して泣いて。……意外な彼の一面を知って。
亜紀にしか話したことのない苦い思いも、話しちゃったりして。
自分の気持ちに戸惑ってばかりだったけれど、それって全部、神さんのことが好きだからなのかな?
好きだから話せたし、意外な一面を知って胸が締めつけられた?
鈴木主任の話を聞いて、ますます気持ちは混乱するばかりだった。
『あんたはバカ? そんなの好きだから悩んでいるに決まっているんでしょうが!! 普通、なんとも思っていない相手だったら、ウジウジ悩まないでしょ?』
その日の夜。
お風呂から上がり、のんびりしていたとき亜紀から電話がかかってきた。
二週間前のデートのことを報告してからというもの、彼女はすっかり神さんのファンになってしまったようだ。
『恭様を逃したら、あんたは一生幸せになれない』と豪語し、なにかと世話を焼いてくれている。
こうやってなかなか会えない分、二~三日に一度電話をくれて、進展はあったかと相談に乗ってくれているのだ。