次期社長の甘い求婚
「最後には本社に戻ってくるって分かっていても、まだ始まったばかりだし。……待ってる方は長いわよね」
「そうだね」
神さんは二週間後には、青森にある東北営業所へ異動することになっている。
従来の予定通り、三カ月から半年は戻ってこない。
仕方ないと分かっているけれど、不安だし寂しい。
気持ちが通じ合えたばかりだから、余計に感じてしまうのかもしれない。
一気にしんみりとした空気に包まれてしまう中、打破しようと亜紀が声を上げた。
「まぁ、あれだ! 寂しくなったらいつでも私が相手してあげるし!! ……だから頑張りなさいよ。せっかく手に入れた幸せなんだから」
「うん、ありがとう。じゃあ寂しくなっちゃったら、亜紀に付き合ってもらうから」
「オッケー。任せておいて」
どちらからともなく、笑ってしまう。
寂しいし不安だけど、そばにいてくれる亜紀がいる。
それに神さんのこと、信じているから。
「そうだね」
神さんは二週間後には、青森にある東北営業所へ異動することになっている。
従来の予定通り、三カ月から半年は戻ってこない。
仕方ないと分かっているけれど、不安だし寂しい。
気持ちが通じ合えたばかりだから、余計に感じてしまうのかもしれない。
一気にしんみりとした空気に包まれてしまう中、打破しようと亜紀が声を上げた。
「まぁ、あれだ! 寂しくなったらいつでも私が相手してあげるし!! ……だから頑張りなさいよ。せっかく手に入れた幸せなんだから」
「うん、ありがとう。じゃあ寂しくなっちゃったら、亜紀に付き合ってもらうから」
「オッケー。任せておいて」
どちらからともなく、笑ってしまう。
寂しいし不安だけど、そばにいてくれる亜紀がいる。
それに神さんのこと、信じているから。