幼なじみが父親宣言。
「あはははっ!見た!?今の!本気でビビってたよね!」

「はははっ!見た見た!絢香のすごみに本気で怯んでた!」

道行く登校生なんて気にしないで、二人でお腹を抱えて笑った。

「……はぁ~あっ。笑った笑った」

「流石に、あんだけしたら反省するでしょ」

笑い過ぎて出た涙を拭いた。

「ありがと」

「どーいたしまして。……良かったね」

「うん……」

ふふっと、笑い合う。
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