幼なじみが父親宣言。
「い、いや!吉野さんはオジャマ虫なんかじゃないよ!ホント!」

智史があたふたしながら、首をブンブンと横に激しく振った。

「そ?仕方ないわね。ならいてあげても良いわよ」

満足そうに、お母さんが微笑む。

「ところで智史くん。結婚はいつするの?」

ニコニコしながら、突然お母さんが言い出した。

私も智史も、食べた物を吹き出しそうになり、必死にこらえた。

「ゲホッ!……お母さん、まだそんな事言ってるの!?」

「え?……あ、そうじゃないわよ!アンタ達はいつ結婚するの?って事よっ!」

「ぶはっ!」

今度はこらえ切れず、吹き出した。

「ちょっ……もーっ……」

お母さんに、見事にかかる。
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