幼なじみが父親宣言。
『へ~、良かったじゃない』

「いや、まぁ……」

ニヤニヤしながら照れる。

話してる最中も、野乃の感触を思い出してにやけるのを止められなかった。

……俺、大分と変態っぽい?大丈夫?

『やっぱり、二人きりにしてみて正解ね』

「へ?」

『今日の夜から天気が悪くなるって予報で言ってたからね。野乃、雷苦手でしょ?』

「あ……」

なるほど、そう言う事だったのか!

『もしかして、全然気が付かなかったのね』

「うっ……はい……」

吉野さんが呆れた様に溜め息を吐いている。
< 60 / 118 >

この作品をシェア

pagetop