幼愛
「「セーフ」」
私達3人は同時に教室に入った。
「おーおー。セーフセーフ。だから早く席に着け」
先生にそう言われ、私達は、それぞれの席に着いた。

「今日は転校生が2人いる。日向棗に富田瑠架だ。席は香奈の両隣で…。ってあれ?香奈は?」
「先生忘れたんですかぁー?香奈は先生に頼まれたプリント取りに行ってますよ?」
そしてタイミングよく、
ガラガラガラ
「おー香奈!ナイスタイミング!こいつら今日からうちのクラスだからさ!席はお前の両隣だから、学校案内とか頼むな!」
先生が言い終わると同時に、
バサバサバサ
と、音を立ててプリントが落ちた。
「っ!な、棗…。瑠…架」
「何だ!お前ら知り合いだったのか!なら色々な事宜しくな!!」
香奈は始めは嫌がっていたが、渋々納得した。

香奈とあの転校生達がどういう関係なのか考えたけど、答えは出なかった。


< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop