レーザービームの王子様
日本のプロ野球は一般的に、主催側の観客席が一塁側で、ビジターの観客席は三塁側となっている。
今回の場合、この東都ドームをホームにしているウィングスは一塁側、対するタイタンズが三塁側という具合だ。
ま、どうしたって主催側を応援する人の方が多いわけだから、三塁側にもウィングスユニフォームを着たファンの姿はたくさんあるんだけど。
久我 尚人から渡されたチケットに書かれていた座席位置も、もちろん一塁側。
なおかつ、奴がくれたのはエキサイティングシートといって、グラウンド上に飛び出す形で設置してある少数席だ。
選手たちと同じ目線の高さにある分普通より臨場感たっぷりに試合を観戦できるうえ、主催チームが勝利した場合はその試合のヒーロー選手とハイタッチすることも可能な特等席。
それゆえ倍率が高くて、たとえファンクラブ会員でも購入が難しい、とってもとっても希少なシートなのだ。
「えーっと、20通路、A席……」
チケットにある番号をつぶやきながら、目的の座席に向かう。
たどり着いたA席は、なんと最前列のシートだった。人工芝の綺麗なグリーンが近くて、これはウィングスファンじゃなくてもテンション上がってしまう……!
ここに来る前、お弁当と飲み物と応援グッズは購入済みだ。
ウィングス選手の中でも特に人気がある【KUGA】の文字が入った背番号6のグッズは、ショップ内でも目立つ場所にたくさんあった、けど。
私はそれを全力でスルーし、ウィングスのベテラン捕手の名前と背番号が入ったマフラータオルを購入した。チケットもらったからって本人応援する義務はないですし!
それから、少し悩んだ末プラスチック製のツインスティックも買ってしまった。両手に持ってバンバン打ち鳴らして応援するアレ。
普段自分の贔屓のチームを応援するときも、私は【SHARKS】の文字がプリントされたこのアイテムをガンガンに使っている。これがないとプロ野球観に来たって実感がわかないんだよねぇ。
今回の場合、この東都ドームをホームにしているウィングスは一塁側、対するタイタンズが三塁側という具合だ。
ま、どうしたって主催側を応援する人の方が多いわけだから、三塁側にもウィングスユニフォームを着たファンの姿はたくさんあるんだけど。
久我 尚人から渡されたチケットに書かれていた座席位置も、もちろん一塁側。
なおかつ、奴がくれたのはエキサイティングシートといって、グラウンド上に飛び出す形で設置してある少数席だ。
選手たちと同じ目線の高さにある分普通より臨場感たっぷりに試合を観戦できるうえ、主催チームが勝利した場合はその試合のヒーロー選手とハイタッチすることも可能な特等席。
それゆえ倍率が高くて、たとえファンクラブ会員でも購入が難しい、とってもとっても希少なシートなのだ。
「えーっと、20通路、A席……」
チケットにある番号をつぶやきながら、目的の座席に向かう。
たどり着いたA席は、なんと最前列のシートだった。人工芝の綺麗なグリーンが近くて、これはウィングスファンじゃなくてもテンション上がってしまう……!
ここに来る前、お弁当と飲み物と応援グッズは購入済みだ。
ウィングス選手の中でも特に人気がある【KUGA】の文字が入った背番号6のグッズは、ショップ内でも目立つ場所にたくさんあった、けど。
私はそれを全力でスルーし、ウィングスのベテラン捕手の名前と背番号が入ったマフラータオルを購入した。チケットもらったからって本人応援する義務はないですし!
それから、少し悩んだ末プラスチック製のツインスティックも買ってしまった。両手に持ってバンバン打ち鳴らして応援するアレ。
普段自分の贔屓のチームを応援するときも、私は【SHARKS】の文字がプリントされたこのアイテムをガンガンに使っている。これがないとプロ野球観に来たって実感がわかないんだよねぇ。