私と彼をつなぐもの。
私は黒宮さんの顔をじっと見る。
顔の前で手を合わせて、お願いする黒宮さんは、32歳なんかに見えず少年のようで可愛かった。
私は思わず、微笑んだ。
「わかりました。でも今日みたいに突然じゃなくて、来るときはちゃんと連絡下さい。」
「もちろんっ!頼むよっ!七瀬ちゃん。」
「七瀬ちゃんって言わないで下さい。」
私の部屋まで二人で歩き出す。
隣を歩く黒宮さんからは、甘い香りがした。
「なんでだよ。いいじゃん。」
「だって………そういえば、黒宮さんの名前はなんですか?」
「海斗。あっ大事なこと忘れてた。」
私の部屋の前につき、私はかばんの中から鍵を取り出す。
「七瀬、彼氏いるの?」
「いませんけど。」
「……だろうなぁ。」
「ちょっと!それどういう意味ですかっ!?」
ポカポカと黒宮さんの背中を叩く私。
「アハハっ。冗談だって!ほら、これやるから機嫌直せよ。」
黒宮さんから、差し出された小さめの紙袋の中には私が頼んだラデュのマカロンが可愛く包装されて入っていた。
「えー!本当に買ってきてくれたんですかぁー!」
「おうっ!オムライスの為ならっ!」
「もうっ!どんなけオムライス好きなんですか。」
クスクスと笑う私に黒宮さんは手を伸ばして、私の頭をくしゃくしゃとなでる。
「………よかった。買ってきて。」
そう言う黒宮さんの顔は32歳の大人の男の人だった。
今まで少年のような表情しか見てなかったから、急にそんな大人の男の人の顔をされるとなんだか照れてしまう。
「あっえっと…………オムライス作りますっ!」
「はい、よろしくー。」
私は火照っていく顔を見られたくなくてキッチンに逃げ込む。
「…………ちょっとヤバイって。マジで…………」
私
本当に黒宮さんの事、好きになっちゃったかも。
顔の前で手を合わせて、お願いする黒宮さんは、32歳なんかに見えず少年のようで可愛かった。
私は思わず、微笑んだ。
「わかりました。でも今日みたいに突然じゃなくて、来るときはちゃんと連絡下さい。」
「もちろんっ!頼むよっ!七瀬ちゃん。」
「七瀬ちゃんって言わないで下さい。」
私の部屋まで二人で歩き出す。
隣を歩く黒宮さんからは、甘い香りがした。
「なんでだよ。いいじゃん。」
「だって………そういえば、黒宮さんの名前はなんですか?」
「海斗。あっ大事なこと忘れてた。」
私の部屋の前につき、私はかばんの中から鍵を取り出す。
「七瀬、彼氏いるの?」
「いませんけど。」
「……だろうなぁ。」
「ちょっと!それどういう意味ですかっ!?」
ポカポカと黒宮さんの背中を叩く私。
「アハハっ。冗談だって!ほら、これやるから機嫌直せよ。」
黒宮さんから、差し出された小さめの紙袋の中には私が頼んだラデュのマカロンが可愛く包装されて入っていた。
「えー!本当に買ってきてくれたんですかぁー!」
「おうっ!オムライスの為ならっ!」
「もうっ!どんなけオムライス好きなんですか。」
クスクスと笑う私に黒宮さんは手を伸ばして、私の頭をくしゃくしゃとなでる。
「………よかった。買ってきて。」
そう言う黒宮さんの顔は32歳の大人の男の人だった。
今まで少年のような表情しか見てなかったから、急にそんな大人の男の人の顔をされるとなんだか照れてしまう。
「あっえっと…………オムライス作りますっ!」
「はい、よろしくー。」
私は火照っていく顔を見られたくなくてキッチンに逃げ込む。
「…………ちょっとヤバイって。マジで…………」
私
本当に黒宮さんの事、好きになっちゃったかも。