私と彼をつなぐもの。
***
あれから1週間がたった。たまに食堂に来ていた黒宮さんはパッタリと来なくなった。だからあの日以来会ってない。
可燃ごみも、決められた曜日以外に出される事はなくなった。
「おじいちゃんっ!もう大丈夫なのっ!?」
今日から再開したウサギ屋に私は来ていた。
「おうっ!これからはリハビリだっ!バンバン作るぞ!七瀬、だし巻き食ってくだろっ!?」
「うんっ!食べるっ!」
おばあちゃんもほっとしている様子でいつもの笑顔が戻ってきていた。
「いつか、黒宮くんと七瀬ちゃんでだし巻き食べてた事があったわよね。」
そうニコニコしながらお茶を淹れる。
「えぇ、あぁ、うん。そんな事あったね。」
おばあちゃんは私の座っている向かいに腰かけると、
「ねぇ。七瀬ちゃん、黒宮くんの事だけどね………」
おばあちゃんが話だそうとすると、奥からおじいちゃんが叫んだ。
「ばあさんっ!それ以上はおせっかいだぞ!」
「でも、じいさんだって………」
おばあちゃんは私の顔をチラッと見る。
なんとなく、何が言いたいのかはわかる気がする。
「………黒宮さんには素敵な人がいますから。」
「七瀬ちゃん………」
悲しそうな顔をするおばあちゃん。
「ねぇっ!おばあちゃん!私久しぶりにおばあちゃんの煮物食べたいっ!」
話題を変えたくて、満面の笑みで元気にそういった。
あれから1週間がたった。たまに食堂に来ていた黒宮さんはパッタリと来なくなった。だからあの日以来会ってない。
可燃ごみも、決められた曜日以外に出される事はなくなった。
「おじいちゃんっ!もう大丈夫なのっ!?」
今日から再開したウサギ屋に私は来ていた。
「おうっ!これからはリハビリだっ!バンバン作るぞ!七瀬、だし巻き食ってくだろっ!?」
「うんっ!食べるっ!」
おばあちゃんもほっとしている様子でいつもの笑顔が戻ってきていた。
「いつか、黒宮くんと七瀬ちゃんでだし巻き食べてた事があったわよね。」
そうニコニコしながらお茶を淹れる。
「えぇ、あぁ、うん。そんな事あったね。」
おばあちゃんは私の座っている向かいに腰かけると、
「ねぇ。七瀬ちゃん、黒宮くんの事だけどね………」
おばあちゃんが話だそうとすると、奥からおじいちゃんが叫んだ。
「ばあさんっ!それ以上はおせっかいだぞ!」
「でも、じいさんだって………」
おばあちゃんは私の顔をチラッと見る。
なんとなく、何が言いたいのかはわかる気がする。
「………黒宮さんには素敵な人がいますから。」
「七瀬ちゃん………」
悲しそうな顔をするおばあちゃん。
「ねぇっ!おばあちゃん!私久しぶりにおばあちゃんの煮物食べたいっ!」
話題を変えたくて、満面の笑みで元気にそういった。