俺が戻ってきた理由


しばらくして


「芽以〜」


下から私を呼ぶ声


「はーい」


「運ぶの手伝って〜」


「りょうかーい」


私は慌てて下へ降りる


「ったく、咲と違って気がきかねぇな笑」


「ごめん…」


「そんなへこむ?冗談だって笑」


「だって本当なんだもん…」


「ごめんな?これ見てみ、」


疾が持っているグラスにはお茶が入っている。


しかし1つだけ白い液体が…


「これ、もしかして…」


「カルピスです!」


「え、本当!?」


「うん!芽以だけ特別♩わざわざ芽以のために買ってきたんだ」


「すっごい嬉しい…」


落ち込んでいたのに突然のサプライズ、少し涙ぐんでしまった。



< 35 / 52 >

この作品をシェア

pagetop