吸血鬼に甘い鎖を
「…ぁ」







よく見てみると、
『棺』には鍵穴がついている。







でも周りには、
鍵は見当たらない。













「…ひょっとして、これ?」









サイズ的にも…











私は鍵を、
穴に差し込んだ。








カチ。






後は、ひねるだけ。






「…もう、どうにでもなれッ!!」




私は鍵を左にひねった―――――!!!
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