吸血鬼に甘い鎖を
思わぬ言葉、そして
わけわからん言葉に
動揺する私。








な、何ッ・・・

『花嫁』って。






「…あの」





『なんだよ』




想像してたのと違う…
まるで、『男の子』みたいな…










「あなたは、誰?」





『そんな質問俺に聞くか?


知ってるかと思ったぜ。




俺はクロト。



…おまえは?』






聞かれた瞬間、
鍵の光が影を照らした。




血のような赤色の瞳に、
とんがった耳とピアス。


黒色の髪に、
真っ黒なマントを羽織ってる。






そして…




口元には、【キバ】。


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