吸血鬼に甘い鎖を
「ねぇ、一つ思ったんだけど
クロト君のお客さんて
どんな人なの?」
私は今リリーナさんと
部屋で待機中。
別にすることもなかったから
リリーナさんと話を
しているだけだった。
「…そうですね。
あまり詳しくは聞いてないんですけど。
たぶんお兄さまも知らないんじゃ
ないかしら」
「そーなんだぁ」
まぁクロト君の
お客さんだから
昔の友達とかなんかだろうな。
「でもクロト兄にお客さんなんて
あまり聞かないから
ひょっとすると…」
苦い顔を浮かべるリリーナさん。
なんだか不安になってくる私。
「え、えっ。
なんか不安なことでもあるんですか?」
「…まだクロト兄が小さかったころに
私たちと一緒に遊んでいた女の子が
いたんです。
その子はクロト兄に
いつもついて回ってて
小さいころのクロト兄も
その子の面倒をよく見ていました」
リリーナさんは
一息おいてまた話し出す。
「それである時
その子がクロト兄に
告白したんです。
小さかったとはいえ
女の子ですから
たぶん恋をしていたんだと思います」
…クロト君に告白を…。
そんなに小さかったのに
クロト君すでにモテてたんだね。
そんなことを思って
少し笑ってしまった。
クロト君のお客さんて
どんな人なの?」
私は今リリーナさんと
部屋で待機中。
別にすることもなかったから
リリーナさんと話を
しているだけだった。
「…そうですね。
あまり詳しくは聞いてないんですけど。
たぶんお兄さまも知らないんじゃ
ないかしら」
「そーなんだぁ」
まぁクロト君の
お客さんだから
昔の友達とかなんかだろうな。
「でもクロト兄にお客さんなんて
あまり聞かないから
ひょっとすると…」
苦い顔を浮かべるリリーナさん。
なんだか不安になってくる私。
「え、えっ。
なんか不安なことでもあるんですか?」
「…まだクロト兄が小さかったころに
私たちと一緒に遊んでいた女の子が
いたんです。
その子はクロト兄に
いつもついて回ってて
小さいころのクロト兄も
その子の面倒をよく見ていました」
リリーナさんは
一息おいてまた話し出す。
「それである時
その子がクロト兄に
告白したんです。
小さかったとはいえ
女の子ですから
たぶん恋をしていたんだと思います」
…クロト君に告白を…。
そんなに小さかったのに
クロト君すでにモテてたんだね。
そんなことを思って
少し笑ってしまった。