吸血鬼に甘い鎖を
「…悪いがおまえに
サキは任せられない」
「えっ、ちょっと
リヴィア君ー!?」
勝手にそんなこと…!!
そしてリヴィア君は
飛び上がった!
『待ちやがれッ、リヴィア!』
追いかけようとしたクロト君が
レンディアさんに引き止められる。
「…追いかける権利はないよ、クロト」
『なんでだっ!?』
「リヴィアの言っていることは正しい。
このままでは、おまえは
ティナ殿も咲殿も傷つけることに
なってしまう」
『俺の気持ちはさっき言っただろ!?
おまえもいいかげんに
納得しろ、ティナ!
どう考えたって
おまえに気持ちが向かないのは
わかってるだろ!?』
びくっとするティナ。
「たとえクロ兄様が
あの娘を【契約者】に
選んでいたとしても、
私にだってその権利は
あります。
なぜなら、
クロ兄様は幼いころに
約束してくださったんですから」
「え…!?
…そうなのっ、クロト兄!」
リリーナの問い詰めに
クロトは顔をひきつらす。
『…そ、そんなわけあるかっ!
大体ガキのころの
約束を持ち出してくるんじゃねぇっ!』
「でも約束は約束。
必ず守ってもらいますわ、クロ兄様」
そういってティナは
ホールを出て行った。
サキは任せられない」
「えっ、ちょっと
リヴィア君ー!?」
勝手にそんなこと…!!
そしてリヴィア君は
飛び上がった!
『待ちやがれッ、リヴィア!』
追いかけようとしたクロト君が
レンディアさんに引き止められる。
「…追いかける権利はないよ、クロト」
『なんでだっ!?』
「リヴィアの言っていることは正しい。
このままでは、おまえは
ティナ殿も咲殿も傷つけることに
なってしまう」
『俺の気持ちはさっき言っただろ!?
おまえもいいかげんに
納得しろ、ティナ!
どう考えたって
おまえに気持ちが向かないのは
わかってるだろ!?』
びくっとするティナ。
「たとえクロ兄様が
あの娘を【契約者】に
選んでいたとしても、
私にだってその権利は
あります。
なぜなら、
クロ兄様は幼いころに
約束してくださったんですから」
「え…!?
…そうなのっ、クロト兄!」
リリーナの問い詰めに
クロトは顔をひきつらす。
『…そ、そんなわけあるかっ!
大体ガキのころの
約束を持ち出してくるんじゃねぇっ!』
「でも約束は約束。
必ず守ってもらいますわ、クロ兄様」
そういってティナは
ホールを出て行った。